1年越しの追い鉄 [鉄道ライフ]
去年、大雨に見舞われ断念した 大井川鐵道のSL3往復
その時は「乗り鉄、撮り鉄、追い鉄」という3つのテーマだったんだが、
今年は、「追い鉄」一本に絞りこみ2年ぶりの大井川鐵道へ。
なぜ「追い鉄」一番絞り?
まず「乗り鉄」は、ダイヤ改正により、その芸当が出来なくなった。
次に「撮り鉄」は、手頃な価格になったデジタル一眼が自分には手頃ではなかった。
ま、 それに撮影に重きを置くと、フェインダー越しのイメージしか残らないことと、
三脚片づけなどに追われ、撮影即追っかけが出来ない。 し、、
この4月からETC割引が大幅に減ってしまって(消費税UPなんてもんじゃない打撃!!)
それでも、3割引の夜中の新東名を 3割減の速度で(んなわけないっすよね)
明け方、蒸気機関車と地方私鉄車の聖地「新金谷機関区」に
昔は、機関区の奥まで自由に出入りでき、整備の人や機関士さんと話ができたんだけど
今は、懐かしの面々は遠くの方で仕業点検中。
一通りの儀式を終え、まずは桜並木とSLとのコラボレーションをと家山ひとつ手前の
大和田駅 (これで オワダと読む。 オワタじゃないので 念のため。。)
1本目は おなじみのC5644。 別に嫌いじゃないけど、、迫力の面ではちょっと
2本目は千頭往復の定期急行「川根路号」 この列車を今回の「追い鉄」のタ-ゲットに。
ポイントは、地名駅~下泉駅の約4km、県道と並走する区間。
いかに、ここをSLのスピードと合せ、真横で走り切るか!
ま、関係の無い人にとっては 迷惑千万は話だけども、自分にとっては
3往復も走るときにしか出来ない贅沢な夢。
結果、一般車には迷惑を掛けず、追っかけ車には道を譲り、約2km並走
しかも、目線真横で彼の息遣いを聴きながらの添い寝(いや添い走り)は、まさに感動!
なーんて言っても、興味無い人には 分かってもらえないですよね。
(もちろん、運転しながらの撮影はしていません。 ドライブレコーダーに見事に記録)
千頭からの上り列車は、追い鉄の神髄「追っかけ!」
30余年この地で培ってきた追い鉄魂で、何度もPASS&SHOT
だけど、その魂と気合を持ってしても、後塵を拝してしまった 和歌山№のFUGA。
まさに神走り!
家山駅にて、やっと追いつき挨拶を交わす。
初老のご夫婦、こういった熱烈なSLファンに支えられて、大井川鉄道は頑張ってます。
もちろん、追う、撮るだけでなく、グッズを買ったりと しっかりお金を落とすことは忘れずに。。
乗り鉄、撮り鉄、追い鉄 顛末 [鉄道ライフ]
蒸気機関車(SL)の聖地「大井川鐵道」のSL3往復
国鉄からSLが全廃された昭和51年、
その年に国鉄から1両のSLを譲り受けて以来、
6両のSLを整備復活させ(現在は5両)営業運転を始め、
現在も ほぼ毎日SLを営業運転している 保存鉄道の優等生
C10 8 昭和5年製造の 大井川最古参 H12.5.2 家山駅にて
TVドラマとかでSLが出てきたら、間違いなくロケはここ
「あ~もう37年になるんだなぁぁ」
「高校1年の時、部活のクビを覚悟で伊豆の合宿を抜け出して
会いに行ったっけなぁ」
「今まで何回通ったんだろ?」 と 思いが巡る
5両が生きている強みで、たまに2往復させたりするんですが、
毎年、4月の桜まつりに合わせて3往復させるのが恒例。
春休みなので、平日でも景気よく走らせちゃう ってわけ。
各地でSLが復活し、イベント運転している線区数多かれど
ほとんどが1車両での運転なので1往復が当たり前
それが 3往復で しかも旧型客車を牽引するなんて
もうこれは まさしく現役当時の彼らの姿
考えていたプランは、
①東名高速、新東名を 制限速度で激走し、島田金谷ICへ
新東名のこのICは、なんと大井川鐵道の真上、
まさにSLファンのためのIC!
②そこから家山駅に向かい車を置く(駅構内はバカ広いので 駐車は自由)
③9:06家山発の普通電車で9:33新金谷着
④新金谷9:57かわね路11号(SL列車)に乗車して 乗り鉄
⑤家山着10:25 この列車は家山止まりなので、車に乗り換え
⑥あとの上り列車2本を終着手前の青部あたりまで追っかけながらの 撮り鉄&追い鉄
⑦ほどなくやってくる下り列車は、国道ではなく線路に沿っている県道を
SLと並走し、撮影はフロントガラスにセットしたドライブレコーダーにお任せ
⑧そのまま車庫のある新金谷まで戻り、仕業を終えた彼らにねぎらいの言葉を掛け
(ヤバイ もはや常人には理解不能か。。)
30年くらい前は 大井川沿いの道も狭かったり未舗装だったりで
しかも狭い県道にも大井川の砂利を運ぶダンプが多く
追い鉄もかなりハードで、今思えば 命知らずだったなと、
でも 最近は道も広く整備されたし、追い車の性能も上がったので 楽チン。
SLとの並走なんて、ここ大井川でしか出来ない芸当ですよ。。
1日目は 笹間渡鉄橋下の河原で たき火しながら車寝して
2日目は、おもむくまま自由に 乗り鉄、撮り鉄、追い鉄 するはずだった
あ~あ それが 1年待ったその計画が
4月2日、3日と大雨 ;;;;;
それでも 決行するつもりでいたんだけど、ぉぉぉ、、、
しかし、山間を走るこの鉄道、大雨の土砂崩れで線路が埋まったりしたことも過去何度か
それに、大雨でSL運行が休止(鉄用語ではウヤと言う)になったら目も当てられない。。
結局 (仮想)「乗り鉄、撮り鉄、追い鉄」 となってしまった いう次第でした。
JR東日本では SL銀河鉄道」としてC58の復元作業を 今まさに大宮で行なっていたり、
2年前には まさかのC6120の復活、
その他 磐越西線のC57に、真岡鐵道、秩父鉄道
上越線がメインなデゴイチよく走る(D51498) と
SL走行路線は目白押し、
なのに 最近 とんと彼らに会ってない
でも、本音を言うと、 彼らには会いたいけど、
その彼らに群がっている真性鉄ヲタ諸氏
の高いレベルとは並走できない自分としては
やはり平日イベントですね
by KOTA・TEZ
乗り鉄、撮り鉄、追い鉄? プロローグ [鉄道ライフ]
”鉄道オタク(略して鉄ヲタ)”と やや蔑んだ言い方をされていることに
心を痛めています。
ちょっと前までは”鉄っちゃん♪”、”鉄道ファンの人”、”鉄道マニアの方”と
尊敬さえもされる言い方をされていたのに、、 どうして?
ま、その理由は 心当たりがあることがたくさんありますが 。。
さて、私コタロウは「鉄道ファン」です。
きっかけは 大阪万博のついでに寄った奈良駅での蒸気機関車(SL)との出会い
あの日から今日までSLやELを追い求め、42年。
ま、車ほどでは無いけど、なかなか筋金が入ったファン歴だと自負してます。
ただ、6年前に不動産業界に身を投じてから、土日が勤務。
鉄道のイベントは土日がメインのため、この6年間の鉄分補給は
(こういう言い方をすると、やっぱり鉄ヲタだ と言われてしまう)
実地でなく、もっぱら文献(かっくいい!)やインターネットが源
しいて実地と言えるのは 廃線跡などの遺構巡りくらい
机上ばっかりで 欲求不満がMAXになり
これじゃぁ それこそ お宅になってしまうわい
と 危機感が募っていたところ、今までの不満を払しょくできるイベントが
なんと 我々が休みの火曜水曜にあったんですね。
・・・・実は1年近く前から照準を合わせていたのさ。。
で そのレポートは 次回 ということで
by KOTA・TEZ