里山の春、出会いの季節 [季節の便り]
日々 街中で仕事をしていると、季節のとらえ方は
「アッチーな」とか「ジメってる」とか 直接身体に現れることばかりで表現しがちだけれど、
せっかく四季二十四節気に恵まれた日本で暮らしている我々、
もっとセンスある表現をしてみたいもんですね。
自然の中で生活している植物や動物は ほんの些細な変化も敏感に感じ取って行動する。
それを目で耳で感じることこそが 自然観察の楽しさだと思ってます。
で、いつものフィールド青葉区寺家に 夜明けとともに出没
自然が豊かと言ってもそこは横浜市、休日にはたくさんの人が押し寄せているので、
ここの生き物は ちょっとばかり神経質で気難しい 釣り用語で言うと スレています。
4月頃から この里山では 2種類のカエルが鳴きはじめる。
シュレーゲルアオガエル(こんな名前だけど、れっきとした日本固有種)とニホンアマガエル
産卵の時期が早いシュレーゲル(以下サトアオガエルと命名)は 水を張り始めた田んぼの周辺
田植えの時期に産卵するアマガエルは、奥の林の中。
気候の変化だけでなく、人間の営みまでも感じて、産卵行動を起こすんです。
でも 盛んに声はするが、姿を見ることはめったになく、これが、他の地域なら
簡単に見つけられたりするんだけど。。。 ・・・寺家のカエルは ほんとうにスレている。
そんな中でも のんきというか とってもオープンなサトアオガエルのカップルがいました。
あらあら、恋の季節とは言うけど、周囲をはばからず大胆に、、 なんとも微笑ましい
この光景もこの先、ずっとずっと残っていてもらいたいものですね。
20年前にはまだまだいた 希少種のホトケドジョウ、
それに、コオイムシ、タイコウチといった水棲昆虫達、いまは全くみかけません。
kotaro
コメント 0